フランスの国鉄「SNCF」の26歳未満の人への25%割引 26歳未満の人は誰でもフランスの国鉄の列車に基本的に25%引きの料金で乗ることができます。切符を購入する際に「26歳未満です」と言えば 割引料金の乗車券を売ってくれます。パスポートなどで年齢を確認されますが、明らかに26歳未満に見える人の場合は確認されません。 車内での検札でも車掌にパスポートなどで年齢を確認されるので26歳未満であることを証明できるものを持っていないと罰金をとられます。 26歳以上の人が間違えて26歳未満の乗車券を購入して見つかった場合の罰金は乗車券を買わずに乗った時と同じ約100ユーロ(16400円)です。 月曜日の5時から10時、金曜日と日曜日の15時から20時や祝祭日の前後などの混雑する時間帯は割引になりません。また、列車によっては 割引にならないことがあります。同じTGVでも1つ前か後なら割引になるということがあるので自動券売機か SNCFのホームページ(http://www.voyages-sncf.com)で調べるか、 窓口で尋ねてから買うといいでしょう。また、26歳以上の人でも乗車券を数週間早く購入したりすると割引になる乗車券があります。 SNCFのホームページではたまに特定の区間の列車の乗車券が格安で売られていることがあります。フランス以外の国でも年齢によって 割引になることがあるので「26歳未満だけど、割引ありますか?」と常に聞くようにするといいでしょう。 |
Carte12-25(カルト・ドゥーズ・ヴァンサンク)で半額
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パリから主な町への国鉄の所要時間と片道料金
パリ〜ストラスブール間は2007年6月10日にTGVが開通したことで、それまでは4時間かかっていたのが2時間20分と大幅に短縮されました。 |
安い長距離バス「ユーロラインズ」
http://www.eurolines.com 列車より時間はかかるけど安いのがバス。夜行バスを利用すれば宿泊費も浮きます。荷物をバスの下に入れるから盗まれる心配もほとんどありません。 バスの予約はトップページの「Online coach tickets」をクリックして、出発地がある国を選択するとその国のユーロラインズのホームページが開くので、 出発地・到着地・日付などを入れてバスを選んでクレジットカードの番号などを入力すると、予約コードが表示されるのでその画面を印刷するか、 予約コードをメモしておいてチェックインの時に見せればOK。クレジットカードの番号を入力する前の画面まで進めばバスの時間と料金を確認できるので 予定を立てるのに使えます(できないサイトもあります)。 いくつかの都市を回るなら乗り放題のパスが安いです。表は乗り放題のパスの料金です。 乗り放題のパスで乗り降りできる都市は、アムステルダム、ウィーン、ヴェネツィア、エディンバラ、オスロ、クラクフ、ケルン、コペンハーゲン、ザルツブルク、 シエナ、ジュネーヴ、ストックホルム、ダブリン、タリン、チューリヒ、バルセロナ、ハンブルク、ブカレスト、フィレンツェ、ブダペスト、プラハ、フランクフルト、 ブリュッセル、ベルリン、マドリード、ミュンヘン、ミラノ、ヨーテボリ、リーガ、ローマ、ロンドン、ワルシャワに限られていて、国境を越えないといけない (マドリード−バルセロナ間など例外あり)などの条件がありますが鉄道のパスに比べると断然安いです。 ユーレイルパス(ヨーロッパの18カ国の国鉄もしくは代表的な鉄道会社で利用できるパス)は10日間のフレキシーブルパス(2ヶ月間有効)が101000円(26歳未満は65800円)、 隣接する選んだ3ヶ国で使えるユーレイルセレクトパスは5日間のフレキシーブルパス(2ヶ月間有効)が54200円(26歳未満は35300円)。ヨーロッパの主な都市だけを回るなら ユーロラインズが安いです。ただし、バスは座席が狭くて慣れていないと疲れます。バスに酔う人は絶対にやめた方が良いでしょう。バスに乗る時は前の方の座席がお勧めです。 後ろはエンジンの振動と音がうるさくて疲れます。二階建てのバスならエンジンから離れることになる二階の座席が振動も音も小さくて良いです。通路に足を伸ばせる 通路側の座席が窓側よりも楽です。パスを持っていても座席が残っていないと乗れないのでチケットは早めに手に入れた方が良いです。 特にハイシーズンは混んで座席が残っていないことが多いです。パリのオフィスはメトロ3号線の東側の終点「ガリエニ(Gallieni)」に あります。
ローシーズン(1/8-3/31, 11/4-12/17) ミドルシーズン(4/1-6/22, 9/11-11/3) ハイシーズン(1/1-7, 6/23-9/10, 12/18-12/31) 3/31にローシーズンの値段でパスを買った場合、次の日からはミドルシーズンになりますが ちゃんと3/31日から数えて日数分利用できます。 |
ヨーロッパ内格安航空会社 「イージージェット」http://www.easyjet.com(18ヶ国語) 「ライアンエアー」 http://www.ryanair.com(15ヶ国語) ヨーロッパ内の移動でチケットの購入が早い場合はバスよりも飛行機の方が安いことがあります。ヨーロッパ内の2大格安航空会社が イージージェットとライアンエアー(どちらもイギリスの会社)です。この二つの航空会社のチケットは購入する日が早ければ早いほど 安くなります。チケットがインターネットのみの販売で、機内サービスが一切無いなど徹底したコストダウンが安い理由です。 ホームページで予約すると、予約コードが表示されるのでその画面を印刷するか、予約コードをメモしておいてチェックインの時に見せればOK。 支払いはクレジットカードで引き落としです。 イージージェットのメリットは比較的メジャーな空港を利用している。リコンファームが不要。機体は新しい(製造から5年以内)。 発着が比較的正確。デメリットは機内サービスが一切無い。キャンセルや変更が一切できない。 チケットには15ユーロほどの税金がかかる。人気があるのでどんどんチケットが売れてしまうので値段が高くなるのが早い。 2008年2月に調べたパリからの路線は、シャルル・ドゥ・ゴール空港からはベルファスト、ビアリッツ、ブリストル、クラクフ、 エディンバラ、グラスゴー、ハンブルク、イビサ、リスボン、リヴァプール、ロンドン、マドリード、マラケシュ、ミラノ、 ニューキャッスル、ニース、ポルト、ヴェネツィア。 オルリー空港からはアテネ、バルセロナ、ベルリン、ジュネーヴ、マドリード、ミラノ、ナポリ、ニース、ピサ、ローマ、トゥールーズ。 ライアンエアーのメリットはチケットの値段が1ヶ月前なら1ユーロからある。時々無料のチケットがある。 デメリットは機内サービスが一切無い。キャンセルや変更が一切できない。チケットには15ユーロほどの税金がかかる。 格安にするために滑走路がすいている時間に空港を利用するので早朝・深夜の発着便が多い。フライトのキャンセルや時間の 変更が多いのでリコンファームを24〜72時間前にした方がいいし、して欲しいとライアンエアーも言っている。 2008年2月に調べたパリ(ボーヴェ[Beauvais])からの路線は、アリカント、バルセロナ(ヘローナ)、ブレーメン、ダブリン、グラスゴー、 マドリード、ミラノ、ピサ、ポルト、ローマ、シャノン、ヴァレンシア、ヴェネツィア。 そして最大のデメリットは町から遠い空港を利用していることです。 パリ(ボーヴェ)と書いたのは、パリと言いながら実際に発着する空港があるのはボーヴェだから。ボーヴェはパリの北北西200kmにある町。 パリからは国鉄で1時間15分、11.5ユーロかかります。バルセロナ(へローナ)のヘローナはバルセロナの北東200kmにある町。もはやフランス との国境の方がバルセロナよりも近いです。飛行機のチケットよりも空港までの交通費の方が高くなることもあるので、利用する空港を よく調べてからチケットを買うようにして下さい。 |
パリから主な都市への片道料金の比較表
イージージェットとライアンエアーは表の料金とは別に15ユーロほどの税金がかかります。 ライアンエアーの当日購入は電話で問い合わせればできるとホームページには書かれています。 ユーロラインズは表の料金とは別に保険料が4ユーロほどかかります。 |
世界中の詳細な地図を検索できるサイト「Googleマップ」
http://maps.google.co.jp/(日本語) 世界中の住所、駅名、有名な建物などで検索して詳しい地図を表示できるサイト。航空写真表示に切り替えることもできる。 |
ユースホステルのホームページ フランスのユースホステルのホームページ http://www.fuaj.org(仏英語) 世界のユースホステルのホームページ http://www.hihostels.com/openHome.sma(仏英独ス語) それぞれ町の名前で検索してユースを予約できます。連泊制限があるユースもありますが、例えば6連泊までのユースに12連泊したいなら、 6連泊を2回続けて予約しておけば断られることはありません。宿泊費はクレジットカードで引き落としですが、シーツ代だけは泊まる時に 現金で払うユースもあります(寝袋持参の人がいるから)。予約すると予約コードが表示されるのでその画面を印刷するか、 予約コードをメモしておいて泊まる時に受付で見せればOK。 |
ヨーロッパの格安ホテルチェーンのホームページ
http://www.accorhotels.com(仏英独ス伊蘭語) 町の名前で検索してホテルを予約できます。連泊制限があるホテルもあります。 宿泊費はクレジットカードで引き落としですが、朝食代だけは泊まる時に現金で払うホテルもあります(朝食を頼まなくても良いホテルが あるので)。予約すると予約コードが表示されるのでその画面を印刷するか、予約コードをメモしておいて泊まる時に受付で見せればOK。 またはクレジットカードを見せるだけで良いホテルもあります。いくつかある格安ホテルチェーンの中でも「Formul1」が特に安いです。 モントルイユののみの市まで徒歩5分のホテルで1泊40ユーロ。部屋は綺麗でそこそこ広くてダブルベッドとシングルベッドがあるので3人で 泊まれます。料金は1部屋の料金なので3人で泊まれば1人14ユーロですみます。4人以上で1つの部屋に泊まることはできません。この他に 3ユーロくらいの朝食代がかかることもありますが、ホテルの朝食はかなり豪華です。ただし格安ホテルは町や駅から離れている (高速道路からは近い)ことが多いので場所とアクセス方法をよく確認して下さい。 |
インターネットで日本語入力「南極星」
http://www1.neweb.ne.jp/wb/cno/enter/index-cno-njstar.html 日本語入力ができないパソコンで日本語を入力する方法。南極星のホームページを開きます。一番下の方にある「JapaneseWP」をクリック。 「DOWNLOAD Free Demo」をクリック。ダウンロードする国を選ぶ(自分がいる国を選ぶと速い)。「open」をクリックするとダウンロードする (通信速度が遅い場合は3分くらいかかることもあります)。「next」を何度かクリック。「close」をクリック。『njstar』の画面が開きます。 このままだと平仮名しか入力できませんが、メニューバーの「Input」から「Roma-ji」を選択すれば、漢字変換の候補が下に表示される ようになります。この画面で日本語を入力してコピーしてメールや掲示板などに貼り付けることができます。始めは面倒に感じますがすぐに 慣れます。インターネットカフェによっては南極星が使えない店もあります。 |
CDG(シャルル・ドゥ・ゴール)空港からパリ市内へ行く最も安い交通手段(メトロの切符3枚=3.27ユーロ) CDG空港からパリ市内への交通手段として、ロワシーバス(オペラ・ガルニエまで所要50分、8.3ユーロ)やRERのB3号線(北駅まで所要35分、 8.8ユーロ)が一般的ですが、普通の市バスと同じデザインの「350番のバス」ならメトロの切符3枚(1枚1.40ユーロ、10枚綴りのカルネ なら10.9ユーロ)つまりカルネを買えば3.27ユーロでCDG空港からパリ市内まで行けます。終点の東駅まで所要1時間、東駅(Gare de l'Est)の 前に北駅(Gare du Nord)にも停車します。バスに乗った時にカルネ3枚に刻印して下さい。バスは空港近くの町中や高速道路を走ります。 平日は30分に1本、土日は1時間に1本走っています。もちろん350番のバスは東駅からCDG空港へも走っています。 「351番のバス」も「350番のバス」と同じようにメトロの切符3枚でパリ市内のナシオン広場(Place de la Nation)まで所要1時間。 途中のポルト・ドゥ・バニョレ(Porte de Bagnolet)まで45分。ポルト・ドゥ・バニョレの次のバス停からユースホステル「ダルタニャン」 まで徒歩3分。ポルト・ドゥ・バニョレに停車するバスは土日祝日のみ運行しており、停車しないバスもあります。平日にユースホステル「ダルタニャン」に行く場合はガリエニ(Gallieni)で下車して、メトロ3番線に乗り換えて1駅目のポルト・ドゥ・バニョレで下車してください。1駅なので歩こうと思えば歩けますが、 大きな道がたくさん入り組んでいるので初めてだときっと道に迷います。 バスに乗った時にメトロの切符3枚に刻印して下さい。 高速道路を15分ほど走って高速道路を降りて、市街を10分くらい走って、 また高速道路に乗って20分ほど走って高速道路を降りたらポルト・ドゥ・バニョレのバス停(メトロ3号線のポルト・ドゥ・バニョレ駅のすぐ上、 「Inter Marche」というスーパーの前に停まる)。平日は30分に1本、土日は1時間に1本走っています。もちろん351番のバスはナシオンから CDG空港へも走っています。メトロのナシオン駅からリヨン駅(Gare de Lyon)まではメトロ1号線で2駅、RERのA線で1駅。ちなみにこの情報は 「地球の歩き方ヨーロッパ'04〜'05」のパリの最初のページに掲載されました。 |
格安の国際テレフォンカード(20ユーロで日本へ500分など) 成田空港などで売られているNTTコミュニケーションズのワールドプリペイドカードは1000円分で20分、3000円分で64分、日本に電話が かけられますが、パリにある日本の書店(ジュンク堂とブックオフ)で売られている国際テレフォンカードなら、20ユーロ(約3200円)で 日本へ500分も電話がかけられます。通話時間は少なくなりますが携帯電話にもかけられます。有効期限は使用開始から半年間。 国際テレフォンカードを買った国以外の国からも電話できます。その他にもヨーロッパの各都市の国際電話屋などで売られている 国際テレフォンカードだと5ユーロで100分などあります。ドイツではベルリン、フランクフルト、デュッセルドルフ、ケルンなどで 売られていました。国際テレフォンカードを売っている店は中華街やアラブ人街などにあることが多いです。ちょっと怪しげな店で買った 国際テレフォンカードは使えなかったり、雑音がひどいことがあるので要注意。 |
パリで映画を3ユーロで見られる日(毎年8月の最終日曜日) 日本に比べるとフランスの映画館は5ユーロ(約700円)くらいなのでずっと安いのですが、毎年8月の最終日曜日はパリのすべての映画館で 1作品3ユーロで見られます。ヴァカンスに行けない人のためらしいです。 |